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アムステルダムにある、MOCO美術館(現代アート美術館)の厳選されたアート作品たち

今回はアムステルダムにあるMOCO美術館(現代アート美術館)について紹介します。ヴァン・ゴッホ美術館の隣という好立地にありながら、観光ガイドブックではあまり紹介されていないため、アムステルダムを訪れた人でも知らない人が多い美術館。しかしながら、バンクシーの作品やロイ・リヒテンシュタインの作品など誰もが知っている有名アーティストの作品をまとまって展示している、実はとてもクオリティーの高い美術館です。なので、アムステルダムを観光する際はぜったい外せないスポットの1つです

MOCO美術館とは?

MOCO美術館とは、正式名称をModern Contemporary Museum Amsterdamと言い、現代アートを専門に扱う私立美術館で、2016年にオープンしました。まだ新しい美術館のため、日本での知名度も高くなく、観光ガイドブックにも載っていないことが多いです。

アムステルダム国立美術館、アムステルダム私立美術館、ヴァン・ゴッホ美術館が集まるMuseum Squareと呼ばれる場所の中にあるため、交通のアクセスはかなりいいです。

世界的に有名なアーティストの作品ばかりの企画展

MOCO美術館は大きい美術館ではありませんが、かなり優秀なキュレーターが作品を選んでいるらしく、展示されている作品の数はどれも厳選されたものばかりです。作品を観ていると、この美術館を所有するオーナーのアートに対する明確で情熱的なビジョンが伝わってくるようです。

企画展で現在扱っている(もしくは、過去扱っていた)アーティストは、バンクシーやアンディー・ウォーホル、ロイ・リキテンシュタインや草間彌生など世界的に有名なアーティストばかりで、そういったアーティストの作品をまとまって鑑賞できる美術館は他にはなかなかなく、アムステルダムを訪れた際には外せない美術館の1つと言えます。

常設の3DインスタレーションとMOCOガーデン

企画展だけでなく、常設の展示もかなり魅力的です。MOCO美術館の1階にはロイ・リキテンシュタイン(Roy Lichtenstein)の部屋を描いた平面の作品を、実際の部屋を一部屋まるまる使って3Dとして再現したインスタレーションの展示があります。外から眺めるだけでなく、実際に部屋の中へ入ることができるので、面白い体験ができる作品です。作品の中に入って写真を撮り、Instagramにアップしてる人も多いようです。

平面のように見える作品の中に入ることができるという、不思議な体験を味わえます。

美術館の外にはMOCOガーデンと呼ばれる庭があり、そこには美術館の中の作品にも劣らない立体の現代彫刻作品たちが展示されています。展示される作品は定期的に替わるそうなので、美術館を訪れる度に新しい作品と出会うことができます。

アクセス、開館時間や入場料など詳細情報

<<アクセス>>

+31 (0)203701997 (daily from 10h till 18h)

Visiting & postal address
Moco Museum
Honthorststraat 20 (Museumplein)
1071 DE Amsterdam

アムステルダム中央駅から2番トラムまたは12番トラムに乗り、Amsterdam, Rijksmuseumにて下車後、徒歩3分。

<<開館時間>>

午前9時から午後7時まで(定休日はなし)

<<入場料>>

大人(18歳以上):14.5ユーロ(約1,800円)

子供(16歳から17歳):12ユーロ(約1,500円)

子供(10歳から15歳):9.5ユーロ(約1,200円)

子供(10歳未満):無料

※私立美術館のため、ミュージアムカードは適用対象外です。

<<その他>>

企画展の開催期間や内容については、公式サイトを参照。

終わりに

今回はMOCO美術館について、紹介しました。日本ではまだまだ知られていませんが、作品の質が本当に高いので、アムステルダムを訪れた際はぜひ足を運んでみてください。

Toshi

都内某私立大学経済学部卒業後、総合家電メーカーの経理部、ホテルのフロントデスク、医療機器ベンチャー企業を経て、2018年9月よりオランダへ渡航し、Design Academy Eindhovenに入学。 現在、同大学のThe Morning Studio学部(Man and Well-Being)に在籍中。